名古屋・中村区の豊國神社が〝御朱印めぐり〟で紹介されました。中村区の象徴と言えば交差点にあるホントに大きい〝大鳥居〟。この大鳥居のずっと向こうに豊國神社があります。豊國神社・名古屋の御朱印が今年はとても貴重です。【東海テレビ/スイッチ2016年5月26日放送】
豊國神社
明治18年に創建、ご祭神には郷土の三英傑、豊臣秀吉が祀られています。昭和5年に完成し、当時日本一の高さを誇っていた大鳥居をくぐり、神社を目指します。地下鉄中村公園駅を出て、およそ500m。中村公園の敷地内に神社はあります。
明治34年には秀吉を祈念して中村公園が整備されました。新緑の時期、周りは公園で緑に囲まれたきれいな神社です。
中村公園のほぼ中央に鎮座する豊國神社。周辺には秀吉公にまつわる史跡が、数多く残っています。
およそ130年前、地元の人たちの熱い要望を受け建立。以来、中村公園と共に、市民の憩いの場として、親しまれてきました。
豊國神社の名前には、こんな由来が。日本の美しい国の言い方が〝豊葦原中國(とよあしはらのなかつくに)〟と言われ、ここから⇒〝豊國〟と、なりました。秀吉公のご退陣の名前も〝豊國大明神〟という神様のお名前をいただいています。
所説ありますが、秀吉公がお生まれになったとされる場所があります。
平成28年は、秀吉公生誕480年で8回目の還暦になり、おめでたい年に当たります。こちらでは、この1年をお祝いの年にされるそうです。
貧しい農家に生まれ、後に天下統一を果たすまで上りつめた郷土の英雄、豊臣秀吉。その功績にあやかり、出世・開運を祈願する参拝者が全国各地から訪れます。
中村公園記念館
今年から一般開放される、記念館があります。明治43年建築された、中村公園記念館。現存している木造建築の中で、名古屋市が所有しているものでは最古の物です。戦後は結婚式場や集会所として利用されていました。耐震工事を終えて一般開放されるようになりました。
大正天皇が名古屋へ皇太子時代に行幸にみえた時に、休憩所として建てられた建物。合わせて、加藤清正公が没300年を記念して愛知県が建設した迎賓館です。秀吉公と血縁関係にあり、同じ中村区で生まれ育ったという、加藤清正。秀吉公に生涯忠義を尽くし様々な功績を残しました。
こちらの施設は事前に申し込みすれば、お茶会や食事会など、家族や仲間で利用できます。
中には、秀吉公の「五七の桐」を模した家紋の欄間も。都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間になっています。
本殿
宮司さんは、「お参りに来られる事に感謝の気持ちをささげてください。家族が健康で幸せに暮らせますように」とお祈りくださいとお願いされているそうです。参拝後「なぜか、自分の事よりも皆さんが幸せになりますように」と心から出てきます。との思いに、「皆の幸せを願うことが、心の広さ、人間として一歩成長した証ではないでしょうか」と話されました。
奥に進むと秀吉公が鎮座する本殿があります。また空気が変わって感じられます。お社には干支の絵馬が飾られています。右奥にはもう一つお社が。加藤清正公が鎮座している摂社の清正公社です。生前と同じく豊臣秀吉の後ろで清正が守っているという姿ですね。
御朱印
こちらに熊本城内の加藤清正を祀っている加藤神社の御朱印が。熊本の復興支援でゆかりの深い加藤神社の御朱印代を全額、加藤神社に寄付されているそうです。加藤神社の御紋が押してあり、あえて紫の印。文字は秀吉にちなんで金色になっています。
豊國神社の御朱印は、今年1年間(平成28年)しか押されない〝秀吉公生誕480年〟の判が押されています。貴重ですね。
私も、頂いてきました。
「秀吉公生誕480年」の御朱印。
熊本城内加藤神社復興支援
清正公社御朱印。
郷土の2人の英雄が結ぶ絆。訪れてみたい神社です。
他にも豊国神社にはこんな御朱印もあります。
こちらは、書き置きの季節の御朱印です。華やかです。
秀吉の月命日の毎月18日限定の御朱印。
念願だった「18日限定御朱印」頂いてきました。
紫に金の文字が高貴な御朱印です。
コチラの本に豊国神社の御朱印が掲載されているそうです。
【豊国神社HPより】
図録 全国の美しい御朱印 [ 八木透 ] |
豊國神社
【住所】名古屋市中村区中村町木下屋敷(中村公園内)
【電話番号】(052)411-0003
秀吉公朱印 300円
加藤神社復興支援 清正公社朱印 500円中村公園記念館
【住所】名古屋市中村区中村町(中村公園内)
【電話番号】中村公園事務所(052)413-5525
施設利用料
午前9時~正午 1100円
午後1時~午後4時30分 1100円
午前9時~午後4時30分 1600円
午後5時30分~午後9時 2400円
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