岐阜といえば信長。岐阜の命名450年を迎えた岐阜、ロープウェイで岐阜城で絶景を望み信長ゆかりの地を巡ります。【2017年3月17日放送/東海テレビスイッチ】
岐阜城
今年は岐阜と信長が大きく関わった節目の年になるそうです。
もともと「井口」と呼ばれていたこの地を城主になった信長が「岐阜」と命名して今年で450年の節目の年になります。
金華山のふもとでは、岐阜公園内の屋敷跡にも注目が集まり発掘作業が続けられています。
岐阜の命名の由来(諸説あり)
・僧侶・沢彦が中国の故事から挙げた「岐山・岐陽・岐阜」の3つから選択
・当時から僧侶の間で呼ばれていた名前に変えた
それに合わせて稲葉城も岐阜城と呼ばれるようになりました。
信長が命名したものは他にも
鵜匠
信長が鮎を捕る漁師を鵜匠と命名し鵜飼いを保護。
釣りや網で捕れるものと比べ、新鮮で美味しくおもてなし好きの信長が保護したと伝えられています。
450年たった今でも岐阜市の目玉の観光資源となっています。
信長公が築き上げた鵜飼の保護に恩恵を受け続けているんですね。
信長と岐阜の関りを知ったところで、岐阜城へ!
岐阜城は金華山の山頂にあり、岐阜公園内にある、ぎふ金華山ロープウェーで向かいます。
ぎふ金華山ロープウェイ
料金
大人往復1080円
多い日は1日5000人が利用します。
岐阜城
入場料
大人 200円
小人 100円
現在の岐阜城は昭和30年に再建されたもので中には秀吉が作らせたという信長の座像や
宣教師ルイス・フロイスが書き残した文章が展示されています。
京都南蛮礼拝堂の織田信長像(模写)はインパクトがあります。
最上階の天守展望台へ
およそ350mの高さからは濃尾平野が一望でき名古屋駅のビル群も見ることが出来ます。
数あるお城の中で別格の眺めですね!
岐阜城
【住所】岐阜市金華山天守閣18
【電話番号】(058)263-4853
【営業時間】
3月16日~5月11日
・午前9時30分~午後5時30分
5月12日~10月16日
・午前8時30分~午後5時30分
10月17日~3月15日
・午前9時30分~午後4時30分
入場料
大人 200円
小人 100円
(4歳以上~16歳未満)
ぎふ金華山ロープウェー
【住所】岐阜市千畳敷下257
【電話番号】
(058)262-6784
大人
往復 1080円
片道 620円
小人
往復 540円
片道 280円
(4歳以上~小学生まで)
岐阜から天下統一を目指した信長は街づくりにも力を入れました。
特定の商人しか商売が許されなかった時代に楽市楽座を広め、誰でも自由に商売ができるという政策を岐阜の地で行ったのが信長公。
楽市楽座
信長の楽市楽座で岐阜の街は大勢の人が訪れました。
市場を開放することで城下町経済を活性化
その頃から、美濃和紙と竹を使ったうちわ作りが盛んになり、のちに岐阜を代表する伝統工芸品の岐阜ちょうちんや岐阜和傘が生まれました。
それらの工芸品は信長が生みの親と言えるかもしれませんね。
そんな伝統工芸品の集大成と言えるものが金華山のふもとにあります。
正法寺・岐阜大仏
正法寺
拝観料
大人 200円
小人 100円
正法寺には、日本三大仏の一つ岐阜大仏が祀られる。
約200年前に作られた岐阜大仏は奈良の大仏よりおよそ1m低い13.7m。
岐阜大仏
城下町で生まれた伝統工芸の技術で造られた。
信長が始めた楽市楽座で岐阜の城下町が発展し、そこで生まれた技術があったからこそ造ることが出来ました。
乾漆工法を用い、周囲1.8mのイチョウの木を芯に木材を組み、骨格を竹で編んで粘土で体を作り、その上にお経を書いた紙が貼ってあります。
金属を使わずに造られてるとは驚きですね。
正法寺
【住所】岐阜市大仏町8
【電話番号】(058)264-2760
【拝観時間】午前9時~午後5時
拝観料
・大人 200円
・小人 100円
(小中学生)
さらに信長ゆかりの地へ
崇福寺
創建は1511年、織田家の菩提寺でゆかりの品も。
拝観料
大人 200円
小人 150円
清州城の鯱瓦の本物が!清州城はレプリカが展示されています。
清州城鯱瓦
信長が清州城を改築した時に使われた鯱瓦
桶狭間への出陣や清洲同盟を見守ってきた貴重なものです。
織田家ゆかりの品は他にも
小倉氏の子文書
本能寺で明智光秀に打たれた織田信長と信忠を弔うため、側室 小倉鍋が崇福寺に位牌所の設置を依頼した手紙の実物が今も残っています。
さらに本堂の裏には、
戒名が刻まれた信長公と信忠公の墓が当時の姿のまま残っています。
墓地の脇には位牌堂があり信長親子の位牌が安置されています。
また、信長亡き後、織田家の跡継ぎになった孫の秀信にまつわる物も残っています。
血天井
血痕が付いた岐阜城の床を天井にはめ弔う
関ヶ原の合戦の1か月ほど前 前哨戦で 当時の岐阜城の城主・信長公の孫、秀信が東軍から攻められ落城。
秀信は高野山の方へ落ち延びていきます。だた、家来38名が岐阜城で自害。
その時の血痕が付着した床板を、天井板としてはめ込んで菩提を弔っている。
壮絶な状況を物語っています。
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>神護山 崇福寺・岐阜
崇福寺
【住所】岐阜市長良福光2403-1
【電話場号】
(058)231-2613
【拝観時間】
3~10月
・午前9時~午後5時
11~2月
・午前9時~午後4時30分
拝観料
大人 200円
小人 150円
(小中学生)
伊奈波神社
織田信長が客を楽しませるため祭りを行った神社の参道が。
あじろ亭
伊奈波神社の参道で明治40年から110年もお店を構える老舗洋食店。
おすすめは「高等ライス」700円
カレーに目玉焼きを乗せ特製ソースをかけていただきます。まろやかさにソースの酸味が。美味しそうです。
あじろ亭
【住所】岐阜市伊奈波通り1-65
【電話場号】
(058)263-0325
【営業時間】
午前11時30分~午後2時
【定休日】金曜日
高等ライス 700円
ビーフステーキ 1500円