熱田神宮で「刀剣研磨等技術奉納」が平成28年8月21日に行われました。7月の「刀剣鍛錬奉納」に引き続き、見学してきました。
刀剣研磨等技術奉納
日本刀は刀匠が打ち上げた後、多くの職人の手を経て完成します。7月に「刀剣鍛錬奉納」で打ち上げ奉納された刀を、今回の奉納で、刀剣製作に関わる全ての職種から職工によって、ご神前で技術の奉納が行われます。
8月21日(日)
・時刻 午前9時~午後2時30分
・場所 熱田神宮拝殿前
いつものように朝から暑い日です。拝殿前、結婚式場のある前で行われていました。
今回、技術奉納される方々です。
日本刀彫物師の方。刀身に細かい彫刻を施されていました。
鞘師の方。刀に合わせて鞘を削ってみえました。
白銀師の方。鞘が刀から抜け落ちるのを防ぎ、固定するためのハバキを作ってみえました。
研磨師の方。お2人みえました。
こんなに多くの工程といろんな職人の方が関わっているとは。どれも細かい作業で、蒸し暑い中、大変でしょうね。お一人お一人の技と技術により、日本刀が完成するのですね。
このような工程が一度に見れる機会は、なかなかありません。見学の人も日本刀を持たせてもらったり、実際に研がせてもらっていました。貴重な体験です。
熱田神宮では、毎年7月7日に近い週末を選んで「刀剣鍛錬奉納」、8月に「刀剣研磨等技術奉納」が行われます。日本の伝統的な技を間近で興味深く感じられます。
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