椎間板ヘルニアの手術を振り返り再発防止・腰痛予防の方法を試してみました

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天気が悪いと腰痛!?気象病・天気痛

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気象病・天気痛って、聞いたことありますか?よく雨の前など頭痛がしたり、古傷が痛んだりしませんか?私は、ヘルニアで痛めた腰や坐骨神経が痛くなり「まさか、悪化?再発??」っと不安になります。特に、台風や梅雨の季節は多いですね。実はコレ、「気象病・天気痛」と言われるものらしいんです。

気象病・天気痛

愛知医科大学客員教授 天気痛ドクター 栄KENハートクリニック 佐藤 純 先生に聞きました。愛知医科大学には「痛みセンター」という部署の中に「気象病・天気痛」の外来があるそうです。

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聞きなれない「気象病・天気痛」ってなに?

「雨が降る前は痛くなるよ~」なんて言われますが、天気の変化によって引き起こされる、さまざまな「体の不調・疾病」の総称。

ドイツやアメリカでは、気象庁のHPになんと「気象病」予報が出ているそうで、天気と痛み・リウマチ・脳卒中など、いろんな病気の関係を調べていて予防しているそうです。

具体的な症状は
・頭痛や古傷の痛み、関節のリウマチ
・めまいやイライラ

気圧の変化で体調も?「天気と体」の関係

「気象病・天気痛」の原因は気圧・温度・湿度が関係しており、特に「気圧の変化」が大きく影響しています。まず「気圧」とは?空気の重さによる圧力のコトです。

例えば、
・平地だと上に空気がいっぱいなので気圧⇒高い
・高い所だと上に空気が少しなので気圧⇒低い
高い所に行った時など、耳がキーンとするのも気圧が変化したからですね。

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人間の体はなんと常に14~16tの圧力が掛かっていて、体の中の圧力と体の外の圧力がバランスを取っています。それで、山に登った時など、周りの圧力が低くなると、お菓子の袋が膨らむように体内の圧力が高くなります。

気圧が下がると体調不良になるワケって?

天気によって気圧は
・晴 れ ⇒高気圧
・くもり・雨 ⇒低気圧
・台 風 ⇒すごく低気圧

台風の接近で大きく気圧が下がると、体の中ではこんな反応が

耳の中の「内耳」にあると考えられている気圧センサーがON!
↓ ↓
実際には揺れていないのに「体が揺れている」と感じ取る。
↓ ↓
脳は大混乱!
ストレス大!
↓ ↓
ストレスを感じると副交感神経が働く
↓ ↓
痛覚神経を刺激
↓ ↓
古傷が痛む。それが「気象病・天気痛」

副交感神経は神経を収縮させます。慢性痛や古傷のある場所は神経のそばにあるため、副交感神経が興奮すると痛みの神経がスグに興奮して痛みが一気に出てしまう

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天気痛の予防と対策

発症する人の傾向として

①耳回りの血行が良くない
②内耳(耳の中)のリンパが滞っている
その他、血流が良くないために、めまい・乗り物酔い・むくみやすいなどあります。

そこで、スグ出来る対策!

①耳の後ろを指で押す
耳の後ろにはツボがたくさんあり、内耳の感覚やめまいを戻すツボがある

②頭を押して首を伸ばす
首の筋肉が固まっていると血流が悪くなるのでストレッチをして血行を良くする

③市販の「酔い止め薬」が効く場合もある
内耳の感覚を変える成分が入っている酔い止め薬を飲むと、効く場合がある
ポイントは「痛くなる前に飲む!」

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お天気によって起こる、腰痛などの症状が出ても、原因と対処方法を知っているだけでも、不安にならずに済むので気持ちが違ってきますね。天気が悪くなりそうな時は、早めの対策を!

 

佐藤 純先生著書です。参考にされてはいかがでしょうか。

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