日本三大神宮の一つ、熱田神宮が「御朱印めぐり」で紹介されました。名鉄神宮前のすぐ目の前。もうすぐ熱田祭りがあるなど、名古屋の方には馴染み深いですね。【東海テレビ/スイッチ2016年6月2日放送】
熱田神宮
名古屋市熱田区に鎮座する熱田神宮。創建は景行天皇43年(西暦113年)、三種の神器のひとつ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」をおまつりし、伊勢神宮、明治神宮と共に三大神宮に数えられる日本屈指の名所です。【三種の神器】八咫鏡(やたのかがみ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)・草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)
熱田まつり
境内には三つの門があり、今回は正門である南門から訪れます。
鳥居の向こうに続く、緑の木々に覆われたまっすぐな参道。空気が違って感じられます。6月5日に行われる例祭「熱田まつり」は、最も重要で荘厳なお祭り。
熱田まつりは、花火・献灯巻きわら・演芸・弓道など様々な奉納行事が催され、名古屋に初夏の訪れを告げる風物詩になっており、毎年20万人ほどの参拝者が境内をお参りするそうです。
正門から本宮までの参道は約300m、境内は約6万坪もあり野球場が4つほど入ると言われています。草薙神剣が祀られて、今年で1903年と言われています。清らかな参道にはその歴史を物語る様々な物があります。
名古屋最古の石橋と言われる、板石を25枚並べた橋「二十五丁橋」
すぐ近くには、高さおよそ８mもある日本三大燈籠のひとつ「佐久間燈籠」
参道を中ほどまで歩くと、第二鳥居があり、その先には弘法大師のお手植えと伝わる、樹齢約千年のご神木「大楠」が。その大きさに圧倒されます。
参道の途中、気付きにくいですが、両脇に土塀があります。日本三大土塀の一つ「信長塀」と言われ、永禄三年、桶狭間の戦いで大勝した織田信長がお礼として奉納されたものです。造られた当時は本宮を囲んでいましたが、現在はその200mほどが残っています。
そして、本宮へ。本宮では、草薙神剣が代々継承してお祀りしてあります。
伊勢神宮に代表される神明造の社殿。荘厳なたたずまいです。
主祭神は「熱田大神」。草薙神剣を御霊代・御神体としてよらせられる天照大神のこと。感謝を込めてお参りを。気持ちが違って感じられます。
こころの小径
本宮の西側へ。今までお参りできなかったお社を、一般の方でも見られるように、本宮をぐるっと回る道が「こころの小径」。草薙神剣が祀られてから1900年を記念して、平成24年12月より一般公開されています。神聖な熱田の森に宿る深い緑の世界。
「こころの小径」にある一之御崎神社には、天照大神の「荒魂」をお祀りしてあります。【荒魂】とは、活動的で勇猛的な神威をあらわす御魂のはたらきを表す神様。なので、大きな事を成し遂げよう、強い意志で目標に向かっている方が、よくお参りされるそうです。以前は遠くからしかお参りできなかったので、あまり知られる事がありませんでした。お参りできるようになりありがたいですね。
さらに、こころの小径を東へ進みます。木漏れ日が注ぐ神聖で静寂な森の中は、歩いているだけで心が癒されます。
そして階段を降りると「お清水」と言われる清らかな水が沸いています。湧き水の中は、苔むした石が。この石に三度水を掛けて祈願すると願い事が叶うと言われています。
お清水の近くには、小さなお社があります。水を司る神様を祀る「清水社」。昔、平景清という武将が目を患った祭、清水で目を清めたところ、ご霊験あらたかであったということから、目の病気にご利益があると言われているそうです。
境内・本宮を含め45ものお社があり、それぞれ神様のご利益・お力があるので、ゆっくり心落ち着けて全部を回ってみたいですね。
御田神社
龍神社
上知我麻神社
別宮八剣宮
御朱印
御朱印※お気持ちをお納めください。
熱田神宮
【住所】名古屋市熱田区神宮1-1-1
【電話番号】（052）671-4151
御朱印（御神印） お気持ちをお納めください例祭「熱田まつり」
6月５日（日） 午前10時～ 場所：熱田神宮
花火：午後7時40分～ 熱田神宮公園
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